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切り口が大切

デザイン表現の核は、やはり企画とディレクションです。

ターゲットは誰で何を一番訴えたいのか、目に止まるインパクトはあるのか、反響をとりたいのか、見込み客の開拓なのか、他社との差別化なのか、イメージづくりなのか、、などなど…。

ということは、グラフィックデザインもWEBデザインもデザイナーの作品づくりではありませんので、一人のデザイナーでも切り口を変えられる発想の引き出しがあれば、いろいろな表現が可能になります。


デザイン表現の切り口は、目的やコンセプトを明確にすることで、他社に勝つ戦略になり、その会社やサービスならではの個性、ブランドイメージがより味わい深く形成されます。

例えばデザインコンペなどの場合、広告代理店やデザイナーの提案された案を、個人の見た目や好みで決めてしまったり、社員を集めて投票形式で決めてしまったり。意外とデザインを決定する場合、そういったパターンになりがちです。ソツなくまとめられている 、万人受けするという外見より、もっと大事な経営者の想い、会社の個性、ブランドを訴求できているかを判断基準にすることが重要だと思います。


面白い!なにそれ!と思わせる感性に響くヒットの要素は、意外にも少数派の意見や反対意見、周りとは逆の視点を活かした企画に隠れていたりします。

最終的にはユーザーに某かの反応や反響をとらなければ意味がないと思います。特に今の時代は。

今後はchatGPTに代表されるAIや簡単な表現ソフトを使ったデザインの軟弱化、軽量化はますます進み、自己満足のデザインを増殖させていくに違いありません。なんか似た臭い広告物やデザインが街中にあふれていますよね。なんとか風とか、なんかのコピーとか。本来人間の感性に訴える広告やデザイン本来の泥臭い部分や目的を忘れちゃってはいけません。

デザインもコピーも商品企画も表現手法(見た目)より企画(中身)です。絶対に。

そう考えると表現の切り口はとても重要だと考えています。

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